鹿せんべいが自販機で発売開始。どこに設置されているかも掲載しています。"

鹿せんべい
自動販売機で発売 
設置場所もご紹介

奈良観光の名物「鹿せんべい」。米ぬかや小麦粉で作られたせんべいで、着色料も使っていないので、シカにとって体に優しいおやつです。鹿せんべいの販売場所は、奈良公園の道端に出ている露店や、お土産屋さんで買うことが出来ますが、露店では夕方以降になると買うことができませんでした。

今回、2022年10月22日より、鹿せんべいがいつでも自動販売機で買えるようになりました。名付けて「I LOVE シカ自動販売機」。設置の目的はシカと人間が共存できるようにするためです。鹿せんべいの有人販売が行われていない時間帯でも販売を可能にすることで、観光客がシカに鹿せんべい以外の食べ物を与えることを防ぎます。また、シカとの接し方をやさしいデザインで記載することで、正しく接してもらえるようにしています。なお、自動販売機の売上の一部は奈良の鹿愛護団体に寄付することで奈良の鹿を守る活動にも活かされます。

鹿せんべい自動販売機の設置場所(2023年2月更新)

鹿せんべいの自動販売機は、まずは2箇所に設置されます。設置場所は、どちらも奈良公園内に設置されています。春日大社内の鹿苑(ろくえん)と春日大社の駐車場にある休憩所で購入できるようになりました。(以前は春日大社 国宝殿前にありましたが移転しました。)

鹿苑(ろくえん)
住所:奈良県奈良市春日野町160-1

春日大社 駐車場 休憩所(2023年2月更新 場所が変更になりました)
住所:奈良県奈良市春日野町160

以前は国宝殿前にありましたが、こちらに移転しましたのでご注意ください

鹿せんべい自動販売機の設置画像

春日大社の駐車場にある休憩所に設置されている自動販売機の写真です。(現在は国宝殿前にはありませんのでご注意ください)一見鹿せんべいの自動販売機ではなく普通の自動販売機に見えてしまうので、画像を頼りにお探しください。

(2023年2月更新)鹿せんべい自販機の最新の設置場所

江戸時代から続く鹿せんべいの歴史

鹿せんべいの起源は諸説ありますが、江戸時代には既に売られていたようです。寛政3年(1791年)に出版された『大和名所図会』には春日の茶屋が描かれていますが、茶屋にたくさんのシカが集まり、大人から子供まで鹿せんべいらしきものを与えてシカとたわむれている様子が描かれています。令和になった現在も、老若男女問わずシカに鹿せんべいを与える姿が多く見られ、江戸時代から変わらない風習が続いています。

大和名所図会の春日の茶屋の様子

「シカに優しくありたい」
そんな想いを込めたパッケージ

自動販売機で買える鹿せんべいは、シカを想い、プラスチックではなくしっかりとしたナチュラルな風合いの紙箱に包んで販売します。また、シカが安心して鹿せんべいを貰えるようにデザインしています。パッケージの上面には奈良の鹿愛護団体の、国の天然記念物「奈良のシカ」保護啓発ポスターコンクールより抜粋した小学生の作品が描かれています。また、外側にはシカとの接し方について解説しています。シカとのふれあいに慣れていない方も、優しい気持ちで正しくシカと触れ合ってもらうことを願っています。

シカにやさしい鹿せんべいのパッケージ

パッケージの素材にお米を混ぜた紙
kome-kamiを使い、伝統と革新の融合を表現

鹿せんべいのパッケージにはシカを想い、プラスチックではなく紙で出来た箱を使いました。その紙素材には、捨てられるはずだったお米を混ぜた紙素材「kome-kami」を使った紙箱を使用します。江戸時代までは紙に米を混ぜる文化があったと言われていますが、この伝統的で新しい紙素材「kome-kami」で江戸時代から続く鹿せんべいを包むことで、鹿せんべいを自動販売機で扱う今回の取り組みの伝統と革新の融合を表現しています。

お米を混ぜた紙kome-kami

旅の思い出に、
お土産として小物入れにも使えます

パッケージは、あえてしっかりとした紙箱にしました。箱をゴミとするのではなく、お土産として持って帰って小物入れなどにお使いいただくことで、鹿にも環境にも優しいパッケージでありたいからです。箱にお土産を詰めて、ギフトボックスとしてお使いいただくも良し、持ち帰って小物入れとするも良し、様々な方法で活用いただけます。

小物入れにも使える鹿せんべいのパッケージ

紙箱に使用されるkome-kamiは
鹿が安心する街づくりを応援します

kome-kamiは素材の売上の1%をフードバンクにに寄付することでフードロス削減に貢献していますが、今回はさらに1%分を奈良の鹿愛護会に寄付します。皆がだいすきなシカが安心して暮らせる街づくりが広がることを応援します。

売上の1%を鹿愛護会に寄付

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